第7章 夜のお茶会
頭の下がやわらかい。
目を覚まして思う。
「木原さん、目が覚めた?どうした?ひどくされた?」
私の顔の真上に石和部長の顔がある。
え、と。
私、膝枕、されてる?
体を起こす。
真っ暗な温室。
どうやら閉門時間が過ぎブレーカーを落とされたようだ。
私達を照らすのは真っ赤なロウソクが一本。
ティーカップのソーサーにのせられている。
「君はここまで歩いてきてバッタリ倒れたんだよ?」
お、覚えがない…。
私はさっきあった事を思い起こす。
又流れとはいえ男の子二人とセッ……をしてしまって。
国見くんは私が好きだとか…。
おおお、私は部費が、温室がほしかっただけなのに。
何でこんな泥沼に…。