第6章 教えてよ。
「初めて血が美味しいって思ったのに」
洋式便座に腰かけた私の横の壁に、ガンッと国見くんの足がつく。
足だけど、これっていわゆる壁ドン?
「俺ともヤろう」
国見くんがとんでもない事を云い出しました!
後ろで金田一くんが真っ赤になっちゃってる。
「どうせ今からオナるつもりだったんだから良いよね?」
ち、ちがっ!
違う…。
「違うの?」
「ち、違わないケド…」
「俺のコト嫌い?」
「き、嫌いじゃないよ?!」
国見くんが顔を近付けてくる。
あ、吸うのかな。
と、思ったら…
ちゅっ
ってキスされました。
「キスもしたの?」
国見くん…顔怖いよぅ。
「したのっ?!」
初めて吸われた時みたいにあごをつかまれた。
「ひ、ひまひた」
「尻軽」
ち、違うもん?!
云いたかったのに、国見くんは再び私に口付け、舌、入れてきた。
舌を絡ませあって大人のキスをする。
にゅるにゅるした舌が触れ合うとなんだかふわふわして気持ちいい。