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【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第1章 丁重にお断りされていただきます。


「じゃあ、放課後お話を聞きに行かせていただきます」
この状態から逃げたい一心で云う。

「喜んで!じゃあ部室まできてね!待ってるから♡」
先輩は笑顔でぶんぶんと私の手を振り云う。

「あ、はい」
私は及び腰だ。
まあいい。
取り敢えず今、この状況をなんとかしたい。

「絶対だよ!」
先輩は真剣な顔で云い、しまいに私に指切りまでさせ去って行った。

ほっと安心して、教室に戻る。

――その時の私は知る由もなかった。
それがつかの間の安穏だなんて…。
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