第36章 Twinkle Date.
自重で胸が手の中でひしゃげた。
「胸、大きくなった?」
金田一くんが聞いてくる。
そういえば最近ブラがきつい気が。
「いっぱいもまれたせいかなぁ」
私が笑って云うと金田一くんは確かめるみたいに触る。
恥ずかしいな…。
むにむに胸をもまれて何だかむずがゆい。
指が乳首をかすめる度体がびくびくする。
「痛くない?」
おずおず聞いてくる金田一くんに苦笑いがもれた。
「大丈夫」
金田一くんの手をつかみ下着の中に入れる。
金田一くんの手は冷たいが肌に触れて段々あったかくなる。
それと同時に私の体もあったまっていく。
胸を触られるだけで気持いい。
金田一くんももう抵抗らしい抵抗をしてこないのでキスする。
目を開けたまま唇を重ねると金田一くんはきゅっと眉を寄せて困ったような顔をした。
奥ゆかしい。
そんな顔をされたら…。
胸が熱い。
「金田一くんは私が嫌いですか?」
唇を離して至近距離でたずねる。
「嫌いなワケないじゃん!」
胸から手が離れた一一で、抱きしめられた。
ぎゅっと強く。
重なった胸はドキドキしている。
「好きだよ、独り占めしたい!でも…」
でも、の先を飲み込む様にキスされて息がつまった。
一一良かった。
嫌われてない。
「つむぎ…」
震えた声で呼ばれて胸が熱くなる。
「金田一くん」
ううん。
「勇太郎くん」
呼べば金田一くんは真っ赤にそまる。
「今の私は貴方だけの薔薇の花嫁です」