第33章 Friend Date.
ちょ、うーっ!
何か国見くんは私の事好きじゃないのかな?
とか、燃料だから親しくしてくれるのかな?
とか、思ってごめんなさい。
……国見くんがかっこよくて、胸がドキドキしてる。
真っ赤だろう顔をかくすようにうつむいて、私はゲームを続けた。
で、まあ勝負は結局私が負けましたよ!
コインを使い切り、私達は階上にあるプリクラ機があるフロアにきていた。
勿論プリクラを撮るためだ。
よくわからないから手前のに入りお金をいれる。
画面をタップして肌のキメ消し具合とかを選んで撮影だ。
何枚か撮り最後の一枚一一機械がこんなポーズをとって、というアナウンスに合わせようとした私は国見くんにぎゅっと抱きしめられた。
「ふえ?」
間抜けな声を上げて顔を上げた私に唇が降ってくる。
キス一一した。