第5章 Lips the so sweet.
ベンチに押し倒される。
実際噛まれた時のしびれ?が残っていてまともに歩けそうもない。
「後悔しても知らないぞ」
「後悔は後でするもんです」
岩泉先輩の首に腕を回す。
至近距離で見つめ合う。
キス、されるかな。
ちゅ、と唇が押し当てられた。
ほっぺたに。
「キス位、好きな奴としろ」
今からキスよりすごい事するのに。
ちゅっちゅっと頬や鼻にキスし合う。
「悪ぃ、木原、少し噛んで良いか?」
申し訳なさそうな岩泉先輩、可愛い。
私は笑って頷く。
首を横に倒してむき出しにすると、そこにガップリ噛みつかれる。
血を吸われる感覚がして、体が勝手に発情して来た。
暑くて、熱い。