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【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第30章 SweetDate.


岩泉先輩は入り口の隣に立ち私を見ていた。

ぜ、絶対今の聞いてたよね!!!
おっふ。

「い、行きましょっ」
岩泉先輩の腕を掴み外に出る。
そのまま早足に道を歩く。

もう家はすぐ側だ。
岩泉先輩の顔が見れない。
恥ずかしいっ。

家にたどり着き鍵を開けて中へ。
そのまま二人でお部屋直行。

「あ、の……」
ドアを閉めて冷えた手がゆるみコンビニの袋が足元に落ちる。
アイス、食べなきゃ……。

「良いか?」
一先輩が背をかがめて私の顔を見つめてくる。
目が血走っていて、怖いくらい。
なのに、私はすごくドキドキときめいていた。

こくこく頷くとガッと乱暴に肩を掴まれて手が髪を払い首筋にぐずっと歯がめり込んだ。

そっ、ち、か……なんて思っちゃう私ってイケナイ。
でもまだ何もされてないのに体が熱くなってくる。
いつもの優しさなんかかなぐり捨てて激しく血をすする岩泉先輩に胸がドキドキして止まらない。

「あっ、ふぁっ、あ、あぁっ、あ、んっ」
口から変な、えっちな声が出てしまう。
は、はずかし…。

「はじめしぇんぱ、もっ、らめ、やぁ」
じゅって最後に一口吸い、岩泉先輩が私を見た。
目だけで。
舌が、チロリと私の首を舐める。

「いやって何がだ?」
みなまで云うなし!

「血、より。私を…食べて下さい」
ぎゃあー!
何て恥ずかしい台詞。
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