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【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第4章 選ばれた理由


「しよっか」
はい?!

そ、れは、…

ぎゅぅ、とスカートをにぎる。
その奥がじくじくと噛まれてもいないのにしびれる。

松川先輩はかぷっと牙を軽く肌に当てて甘噛みして、花巻先輩は相変わらず血をすすっていた。

「それは、…」
だめです、と云いたかったのに、

「だめなの?」
真剣な眼で見られて、噛み傷を舐められ、敏感になった肌を指でツツッとたどられたら訳がわからなくなる。

「ね、いいじゃん?」
甘い声でねだられて、軽く噛まれて。

「まふ、ひとりじめずるひ」
私の足を噛んだまま花巻先輩が云う。
こそばゆい!

「花もしたらいいじゃん」
あっけらかんと云う松川先輩に血の気がひく。
花巻先輩はその答えににまにま笑ってるし。

私ロータリーフラグ?!
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