第4章 選ばれた理由
「ねぇ、木原ちゃん、ここ濡れてきた」
花巻先輩が口を離して私の手の下のスカートをまくる。
が、松川先輩に噛まれて力の入らない私は抵抗できない。
ツン、と指がパンツに触れた。
私は首をふる。
「嘘つき」
力をこめられた指先がグリグリと私の、私のアソコを押す。
ジワリと何かが生地にしみる感覚。
「ひゃぁっ」
声を上げる。
逃げたかったけれど体は動かないし足はつかまれてるし。
「木原って処女?」
今度は松川先輩が顔を上げた。
かわりに花巻先輩が又私を噛む。
もう訳がわからなくて必死で頷く。
小中と読書部、そして今は園芸部にいる私がリア充している訳もなく、そういったコミュにもいないのだから彼氏いない歴=年齢だ。
勿論、セッ…え、えっちなんか、した事もないしする予定もない。
肉厚な松川先輩のアヒルっぽい唇を血に濡れた真っ赤な舌が舐める。