第28章 AXIA
「木原大丈夫?」
両肩を掴まれて体を離される。
「あっ、ふぁっ」
泡立った肌にはブラウスを掴まれた摩擦すら甘美で。
「ちょっと金田一、つむぎちゃんに何した?」
国見くんが私を抱えてくれている金田一くんを更に揺する。
「あんっ、や、だめぇっ」
私も揺すられてへ、変な声が。
「朝からやらしー事してんの誰?」
「てか俺達を混ぜなさい」
花巻先輩に松川先輩が私を金田一くんから奪う。
「やらしいコトなんかし、てません」
答えて逃げようと身をよじるけど松川先輩が面白そうに笑って離してくれない。