第26章 Amazing Date.
「ひっ、あっ、お、いかぁ、先輩、ひきょっ」
体がどろどろに溶けそうに気持ちいい。
中もきゅうきゅう締めてしまったからもう我慢大会だ。
「イキなよ?」
「徹先輩こそ」
云った瞬間、ぐりっと一層深く埋め込まれ奥でぱしゃりとあったかい物が溢れる。
その感触に私も体をのけぞらせたっした。
「名前…」
はぁはぁと私の胸に寄りかかりながら及川先輩。
そ、いえば、初めて呼んだかも?
「一応、俺だって遠慮してたのにサ…」
それはちょっと感じてた。
岩泉先輩と付き合う宣言をしてから、及川先輩が私の血を吸う回数は減って。
廊下で会っても絡んで来なくなったし。
「好き、だよ…つむぎ」
人のいないトイレに、その声は空虚に響いた。