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【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第25章 ですぱれぇと!


「一先輩……」
家の側の曲がり角に彼は居た。
寒いだろうに朝もやがまだ晴れ切らない時間に。

「よっ」
「お、はよ、ございます」
駆け寄る。

一一キュンキュン溢れ出る胸のTokimekiバクバク!

朝のアラームの歌が頭の中をよぎった。
足取りが軽くなる。
痛い頭すら気にならなくなる。

同時に

一一これで手打ち。
私は岩泉先輩を裏切った。

私は一先輩にあと一歩という場所で立ち止まってしまった。
近い、…でも遠い。
後一歩が踏み出せなくなる。


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