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【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第25章 ですぱれぇと!


私、私はッ

「どうした」
いともたやすく岩泉先輩はその一歩を踏み越えてきた。
そして固まっている私の肩を抱く。

「寒ぃな…」
ほっと出た岩泉先輩の息が白い。
「はい」
冷たい指先を絡ませる。

「返事来ねぇから、きてみた」
その言葉にギュン、と胸が跳ねた。

「昨日は部活が忙しくて…すみません」
云いながら岩泉先輩を見る。
一先輩はにこっと優しく笑ってくれた。

「そっか。ほら、学校行くぞ」
肩から腕をすべり一先輩と手をつなぐ。
冷たいのに、…あったかい。

秘密にしよう。
隠して蓋をして、無かった事にしよう。
私はやっぱり、この人が好きだ。

みんな好きだけど、いっとう好きなのは一さんだと思う。
初めての人。
初めての彼氏。

思わず笑みが溢れた。
「何笑ってるんだ?」
怪訝そうな彼の肩にもたれかかり私は笑う。
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