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【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第4章 選ばれた理由


そして鬱憤を晴らすように増えた苗の株分けをし、お気に入りの盆栽の剪定をしていればあっという間に時間は過ぎていく。

「園芸部はここですかっ、と…おー、いたいた、
木原ちゃん」
「おいでおいでー」
最後に軽く水やりをしていると松川先輩と花巻先輩が迎えに来た。
気だるげに斜に構えた松川先輩にその肩にもたれかかる花巻先輩。
そんな二人が温室の入り口にいる。 
花巻先輩なんかニコニコ笑いながら私に手を振っていた。

「いっといで、木原さん、片付けは私がしておくよ」
水道を止め、石和部長が云う。

「すみません、私…可憐の為に頑張ります!」
私はホースを奥へ押しやり手を拭いて温室を出た。
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