第18章 こじらせプリンス
影山くんは私の部屋の中に立ち尽くしていた。
あ、まあ座卓もないしいきなりベッドも無理だろうし座れないですよね。
ベッドからクッションを降ろしてぽんぽんしたら影山くんは招き猫みたいにそこに正座した。
「いやそんなかしこまらないでくつろいで」
抱きまくらを降ろして抱きながら座る私に影山くんは何か硬い顔をしている。
「はい、月バリですよ」
部屋の隅から雑誌を取ると影山くんはなんか赤くなっていた。
「…?どうしました?」
私はキッチンに行ったついでにメイクを落としバンスも外しペチコートやパニエも脱いでいたからもう楽々リラックスもーどです。
「パンツ…」
ふぁ?!
ま、まさかかがんだ時に。
思わずスカートを押さえる。
「トビオちゃんのえっち」
うへぺろ(´>ω∂`)☆って笑いながら云えば真っ赤になって可愛いですね。
こういうスレてない所は及川先輩と違って可愛いです。