第12章 邪視一イービルアイ一
もじもじしちゃう。
「想像しちゃった?」
にやっと花巻先輩が笑った。
私は無理に笑ってみる。
そうしないとダメだって思った。
「そ、そうだ、松川先輩はいないんですか?」
聞いてみる。
「松なら俺のかばん踏んでシュークリーム潰したから買いに行ってる」
一一だから木原ちゃんいるかなって来てみた。
花巻先輩に云われて、何か照れた。
会いに来てくれるとか、何かついででも嬉しい、カモ。
「ね、ぶっかけてあげようか?」
再びスリッと頬を撫でられてゾクゾクする。
「生理なんだっけ?ちょうどできないしいーじゃん」
もう、性行為まで当たり前みたいなの、だめ…。
もうしないもん!