第11章 【電脳少女、偵察に行く その1】

話題にされた田中が聞きつけて人相が悪くなるが力は動じず図ったようなタイミングで菅原が割って入る。

「ほらほら田中、縁下にまで絡まない。あ、縁下、育児指導されるのも程々になー。」
「菅原さんっ。」
「そらな、見ろ。」
「木下ドヤ顔やめろ成田は笑うな。」
「無理な相談だって。」
「お、お前らどーした、何かおもしれーことでもあったのかっ。」
「西谷は来なくていいからっ。」

第二体育館周辺ではしばし縁下力の叫びが響いた。

次章に続く