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【ハイキュー】エンノシタイモウト第三部

第31章 【義兄、危機一髪】


「ちょおっ、木下先輩っ。」
「お前っ、みんなの前で何て事言うんだっ。」
「今更だろ、それにそのみんなの前でもろに抱っこしといて何言ってんだよ。」
「成田っ、こいつ止めてくれっ。」
「みんな祝福してるんだしいいんじゃないか。」
「そーじゃないだろっ。」
「縁下、リングピロー作ってくるわね。」
「清水先輩も乗らないでっ。」
「美沙っ、前縁下さんにも言ったけど子供出来たらバレーボール贈っていいかっ。」
「日向、アンタも何言うとんのっ。」
「ままコ、その、幸せにな。」
「何でここにど天然がおんのに私ばっかり半分ボケ言われるんやろ。」
「てめえっままコっ、俺は天然じゃねーっ。」
「アンタは阿呆かっ、今もろに証明しとったやないのっ。」
「"か"はいらないよ、ままコさん。それに天然ぶりはどっちもどっちだから。」
「何だと月島っ。」
「口にケーキ突っ込んで黙らしたろか、こいつは。」
「へー奢ってくれるの、ラッキー。」
「ツッキー、楽しそうだね。」
「山口は頼むから止めたってっ。ああもうえらいこっちゃ、やっちゃん助けてーっ。」
「う、うん、頑張って。」
「やっちゃあああああんっ。」

更に他でも好き勝手を言っている。

「くそうリア充共め、末永く爆発しろ。」
「田中ー、何だよお前その屈折した祝福はー。」
「スガさんっ、俺は今複雑なんすよっ。リア充は腹立つけど相手が縁下と縁下妹だしっ。」
「わかるぜ、龍っ。」
「ノヤっさんっ。」
「大地、いいのかアレ。」
「ほっといてやれ旭。」
「でも良かったよな、美沙さんが連れて行かれる事にならなくて。」
「ああ、そうだな。」

いつも通りの無茶苦茶ぶり、一番の問題は今回主将の澤村も止めなかった事か。

「木下、俺せっかくお前にありがとうって言うつもりだったのに台無しだよ。」
「え、そーなの。わりわり。」
「ふぎゃああ、にいさぁん。」
「よしよし、美沙は泣かない。」

そして縁下兄妹及び男子排球部の一行は通りがかった烏養繋心にやかましいと思い切り怒られたのだった。

次章に続く
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