第2章 ハンター試験
「いやーよかったよかった。同じくらいの年の子がいてさー。なーんかおっさんやらおばちゃんやらしかここいなくてさみしかったんだよねー。」
ケラケラと笑う私に
「あ………あんた………凄い詐欺だな」
という男の子。失礼な!
「私はレイナ。君は?」
「俺はキルア。何歳?」
「15。キルアは……12?」
「そんくらい。」
にかっと無邪気そうに笑う。
「じゃあ、私がオネーサンかー。むふふふ。」
「……キモッ」
「…………どの口がいうのかなぁー??」
ほっぺを思いっきり引っ張り、キルアが謝るまで離さなかった。