• テキストサイズ

【短編集】ILY【R18】

第6章 手を伸ばして2*グリムジョー


不思議な胸のときめきをくすぐったく思っていたら、窓から友達がこちらを見ていることに気付いた。

友達めちゃくちゃニヤニヤしてるし…。

絶対私とグリムジョーがデキてるって思っているのだろう。
そこで私は友達の誤解を解くため、自身の部屋へ友達を案内したのだけど…

「ほらほら〜?言っちゃいなよyou言っちゃいな〜?す・き・で・す!」

「…っ…恥ずかしぃよ…!」

完全に友達のペースに乗せられ、あろうことか私は恋心を自覚してしまった。
今までの行動は全て、グリムジョーが好きだからできたことなんだと。

いやはや…私の友達がこんなに恐ろしい奴だったなんて。

「あんた絶対好きなんだって〜!彼の仕草を沢山知ってるなんて、もう恋人レベルよ!」

「友達でも、知ってる人は、知ってるもん…」

「ちーがーうー!ブッブー!意識して見てたからこんな短期間で知り尽くせたのよ!ほら!認めなさい!」

ガンガン攻めてくる友達に私は折れ、ついに先程解った自分の本心をさらけ出した。

「…好き…認める…」

「きゃーっ!ノロケられた〜!」

「ノロケてない!てか言わされた!」
/ 245ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp