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【短編集】ILY【R18】

第5章 剣の舞*坂田銀時、土方十四郎


下着に付いていたのも拭き取り、力が抜けたれんは狭い個室でしゃがみ込んだ。

(私、どうして…)

先程の自慰を思い出し、体から力が抜ける。
快楽に溺れる自分が怖くなる。

放心状態の後、ようやくれんは個室を出ることができた。

…それから、れんは銀時や十四郎がどうなったのかは分からない。
江戸から離れたホテルで過ごし、ほとんど外へは出ない。

幸いにも、あれだけの量を出されたが妊娠はしていなかった。

「今日は雨か…今頃、どうしてるんだろう。」

二人を気にかけるが、今更どうもしない。別に謝罪して欲しい訳でもないし、会いたい訳でもない。
だけど、二人は自分を探しているのか?と期待する気持ちがあった。

ピンポーン…

(え?誰だろう?)

ルームサービスは頼んでないのでホテルマンではないはず。

「…まさか」

サァー…と血の気が引く。
勇気を出して扉を開けると、そこには彼の姿があった。
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