第5章 剣の舞*坂田銀時、土方十四郎
両隣りに素っ裸の銀時と十四郎がいて、謎に下半身が乾いた液でカピカピになっている。
自分はといえば、股間からとめどなく白い液体を流し、全身にその白いものが付いている。
催淫剤の瓶を割ってから、何があったのかは一目瞭然。
れんは恐怖に震えた。
激しい情交の記憶が蘇り、背筋が凍る。
もたつく手足で身なりを整え、れんは部屋を飛び出してホテルのトイレに駆け込んだ。
「…どうしよう…」
パンクしそうな頭を抱え、とにかく穿いているものを下ろす。
一瞬の躊躇いのあと、れんは秘部に手を伸ばし、もう片方の手はトイレットペーパーを添えた。
「っ…!、は…」
指で入口を開くと流れ出る、あの二人の精液。
妙な感覚に感じ入る自分が信じられなかった。
(いつの間に、こんな…)
淫乱になってしまっている。
たった一晩の性交でこうも変わるなんて。
れんは絶望するが、思いとは裏腹に指は自ずと中へ呑み込まれていく。
二本の指を出し入れして掻き出す予定が、気付けば感じる場所を擦り始めてしまう。
「ん、ん、はぁあ…」
手に持ったトイレットペーパーがグチョグチョになった頃、ようやく精液が出なくなる時が来た…
二回イッてからだったが。