第4章 手を伸ばして*グリムジョー
全身から力が抜け、人形のように動かないシーナのアナルから素早くペニスを抜く。ペニスは赤い血を纏い、容赦なく貫かれたアナルはぽっかりと口を開けて腸汁を垂れ流している。
「ハッ…ったくイキそうだったのによ…。」
俺は不満そうな自分を演じながらも、心の中ではシーナに酷いことをしているとわかっていた。それでも、もう止められない。
俺はシーナを仰向けにして、気絶して涎を零す口にペニスを突っ込んだ。
端から喉を犯すように、ペニスが全て見えなくなるまで入れては抜き、意識が無くても何かしら反応するシーナを楽しんだ。
「ん、んく…んんっ」
唾液が溢れて更に感度が良くなり、俺は激しく腰を動かしながら精を放った。
「がハッ…!ゲホッケホッ、はっ、ァ、んっカハッ」
むせ返って意識を取り戻したシーナが反射的に動いてしまい、ペニスが口からスルリと抜け落ちた。しかし射精はまだ続いていたため、苦しそうに咳をするシーナの顔にぶちまけられる。
大量の白濁が掛かった顔を無意識に手で拭い、薄く目を開くシーナは、とても切ない表情をしていた。
何が起こったのか理解しきれていない様子だが、腕を突っ張って上半身を起こし、膝立ちになろうとする。
下半身の痛みに顔を歪めながらも、シーナは俺の首に腕を回して強く抱き締めた。
射精後で冷静を取り戻した俺は、シーナに気になっていたことを訊いた。
「お前、ずっと変だったな。何かあるのか?」
俺の首筋に顔を埋めたままシーナは答える。
「何となくグリムジョーが欲しかっただけ…。」
嬌声を上げすぎて掠れた声が、やけに響いた気がした。
(何となくかよ…。)
腑に落ちない返答にまた苛立った俺は、シーナの腰を支えて滾り始めた熱を蜜壷に埋めた。
「へっ…ゃ、ん…!」
「そんなに欲しいならくれてやるよ。」