第4章 手を伸ばして*グリムジョー
腰を押しては少し引き、苦しむシーナの声を興奮しながら堪能する。あともう少しで根元まで入る…からこそ、俺は自身を抜いて、膣に挿入し、蜜を纏わせ、またアナルに強く自身を打ち込んだ。
「かはっ、あア゛ア゛ー!」
痛みを訴える絶叫が部屋中に木霊する。
さっきできた小さな傷が、衝撃によって更にブチッと裂けて広がった。
顔を引き攣らせて嗚咽混じりに息を吐き出し、大粒の涙を流す。
「ガ、は、ああ…んぅふ、ひっ」
「こんぐらいで泣いてたらこの先もたねぇぜ?」
シーナの耳元で囁くと、この先を想像してシーナが発狂したように叫び、ペニスを引き抜こうと四つん這いで前へ逃げる。
その様子をほくそ笑んで見下ろす。
無惨にも俺の手はシーナの腰を掴み、腕力でシーナの体ごとこちらに引き寄せた。
バチン、と肌がぶつかる音がして、さっきよりも深くペニスが埋め込まれた。
そのまま大きく腰を後ろに引いては前へ押し出す。
膣とは違ったきつい締め付けに腰が止まらない。
「うっ、かハッ…あ、は」
裂けた傷口が痛むらしく、シーナは全くと言っていいほど気持ちよくない。それは俺も容易にわかる。
それでも悦楽には逆らえず、俺は律動を続けた。
あまりの気持ちよさに肩で息をして、射精の瞬間へ滞りなく昇りつめてゆく。お腹に回した手でシーナの胸やクリトリスを弄り、膣に指を入れてGスポットをクニクニと押す。
すると「きゃっやだ、あああ!」と大きく身体を震わせて、プシャーっと何かを尿道から溢れさせた。
「…!潮じゃなくて尿かよ…この野郎、俺にもかかっただろ!」
失禁してしまったことを証明する黄色いシミが、シーツに広がっていく。膣を触っていた方の手に尿がかかり、汚物をぶちまけられた不満と興奮でシーナの尻を叩いた。
バチンッ!
「あああっ!」
頭がぼーっとしているシーナは四つん這いのまま、赤い手形が残ったお尻を高く上げて顔をベッドに埋め、気を失った。