第4章 手を伸ばして*グリムジョー
まさか後ろの穴を弄られるとは思ってもなかったため、シーナは嫌!と言って俺の腕を掴む。
それでも快感によって弱められた握力では、俺がその穴を触り続けるのは容易なことだった。
ググッと人差し指を押し込むが、穴を固く閉ざそうとする筋肉によって押し返されてしまう。
俺は一旦律動を止め、自身を膣から抜こうと腰を引いた…がシーナが切なげに声を漏らしたせいで、亀頭のみが埋め込まれた形で止まってしまった。
「や、抜いちゃヤダ…。」
「っ…このド淫乱、どんだけ俺のが好きなんだよ。」
「ずっと繋がってたいの…。お願い…。」
シーナの涙が上気した頬を伝う。
いつもと様子が変だと気付いた。だけど俺は目の前の快感に目が眩んで、ふやけた脳では何も考えることができなかった。
ただ、挿入したまま開発を続ければいいんだと、単純かつ一つの捻りもない決断を下した。
シーナを押し倒し、片脚に手を掛けシーナの身体をうつ伏せに反転させる。綺麗にくびれた腰を鷲掴みにし、自分の方へ引き寄せてもう一度全てを埋め込んだ。
「ああ…あぅ…」
膣のように柔軟でないアナルを弄るため、亀頭は子宮口にピタリとつけたまま円を描くように腰を動かした。
結合部に指を這わせて蜜を絡めとり、そしてまた指を一本、狭い通路をこじ開けるために、グリグリと回転させるようにして呑み込ませた。
「ひゃあああんっ!は、はんっぅ…!」
根元までズッポリと呑み込まれた指で、内壁越しに蠢く自身を撫でる。
「あ…は…」
指を締め付ける力が少し弱まったところで、もう一本も入り込ませた。
シーナがあまり痛そうな素振りを見せないため、今までよりも格段に力を入れて二本の指を抜き差しした。