第2章 好きなのに*六道恭平
夢主目線
最近、私には悩みがあって…
もしかしたら、私達、体の相性が悪いんじゃないのかなっ…て。
だって、私ばりがヒーヒー言って、最終的には気を失って先に寝てしまうから。
本当に恭平さんは私で満たされてるのかなって気になって、
でも聞いちゃダメな気がして。
そんなこんなで心に留めたまま月日が経ってしまった。
窓から差し込む光に導かれるように目が覚めると、
いつものように恭平さんの腕の中にいて、私の額には男の人らしく逞しい胸板が当たっている。
この瞬間が私にとって一番幸せなもの。
朝起きると恭平さんに包まれている。
そのなんとも言えない思いを噛み締めていた。
(そうだ、朝ご飯作らなきゃ。)
もうちょっとだけこの中に居たいけど、朝早いREVANCEの皆さんためにも起きないといけない。名残惜しい気持ちを抱えたまま、温かい腕の中から抜け出した。