第3章 気付くのはいつも突然*黄瀬涼太
「でもれんさんは俺より年上ッスから…。」
「ううん、そんなことどうだっていい。私も…涼太に呼んで欲しい。」
黄瀬は顔を赤くして、またれんを抱き締めた。
「…反則ッスよ…可愛すぎる…!」
「か、可愛い…!?」
「れんを俺だけのものにしたいッス。」
治まりかけていた鼓動が一気に加速する。
(涼太になら…涼太となら、私…。)
「明日の仕事は夜からッスから、昼まで一緒に居たいッス。」
黄瀬はれんを抱きかかえると寝室に向かう。
前にもれんの家に来たことがあったため、迷う事は無かった。
(これ、お姫様抱っこ!?)
軽々と持ち上げられてなす術がなく、大人しくれんは自身の部屋に運ばれた。
壊れ物を扱うかの様に、優しくベッドの真ん中に寝かされ、黄瀬がれんに覆いかぶさる。
「あ、私まだシャワー浴びてない…!」
「後でいいッス。俺も一緒ッスから。」
でも…と言いかけたれんの唇を塞ぎ、言葉を紡ぐことを許さない。
「ん…はっ…」
お互いの熱が絡まり、口の端から二人の唾液が零れ落ちる。
息が上がって、興奮した黄瀬自身が隆起している。
初めて黄瀬のモノを見た時は、舐めるだけだったから意識していなかったが、かなり大きい。
人並みに経験があったれんでも、この大きさのモノを見たことはなかった。
何度もキスを繰り返し、お互いの服を脱がせ合う。
「れん…綺麗だ…。」
唇から首筋へ、鎖骨から胸元へと唇を這わせてキスマークを付けていく。甘酸っぱい痛みに吐息を漏らし、黄瀬が与える刺激に感じ入る。髪の毛が肌の上を滑るだけで気持ちイイ。
「あ…ぁん…!」