第16章 あなたが全て*沖田総悟
「はい、ご主人様…どうか私に、ご奉仕を…」
秘裂の深くで暴れるバイブに掻き出された蜜は、白く泡立っていて潮が混じっていた。
絶頂を繰り返している状況で何とか言葉を絞り出し、立ち上がった沖田の足元に縋りつく。
「ハ…ん、んぁ…あ、」
真選組隊士の証である黒いズボンに手をかけ、地面にへばりながらも両手で金具をいじり、何とか足元までズボンを下ろした。
バサッ…と重みのある布が落ち、沖田の下着が現れる。
ピンク色の布地に白い水玉模様。
彼の下着はいつも可愛くてポップな趣味をしている。
ドSなのに心はまだあどけない…そんな彼の本質を表しているようにも思えた。
「あァ…もう、こんなに勃ってる…ッ、は、舐めても、よろしいですか、ハァ…」
れんは息も絶え絶えに肩を上下させ、律儀に許可を求める。
顔を赤らめて下着の中の一物をうっとり見つめ、彼の浮き出た骨盤にしがみつく。
「雌豚は俺のをしゃぶらないと生きていけないんだっけなァ…せいぜい淫乱らしく飲めよ…。」
そう、この瞬間だ…。
この瞬間がれんはどうしようもなく好きだった。
エッチなお願いを口にして、沖田に見下されて罵倒される…
人権なんて知らない。
倫理なんて要らない。
彼の冷たい言葉は、れんの胸の内で燃える炎の油だ。
注がれれば注がれる程、炎は燃え盛る。
「あん、ありがとう、ございます…」
れんの眼前に聳え立つ一物は、今にも可愛い下着を突き破りそうだ。
先端らしき部分が当たっている箇所は、先走りが滲んで濃いピンクの濡色となっている。
「んっ―――――!!あ、ハ…ア、」
下着にテントを張る彼を見ていると、体の奥が火照ってしまう。
そしてキュゥウッ、とバイブを締め上げたせいで感度が増し、彼自身と対面する前に一人で絶頂を味わってしまった。