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【短編集】ILY【R18】

第16章 あなたが全て*沖田総悟


「はい、ご主人様…どうか私に、ご奉仕を…」

秘裂の深くで暴れるバイブに掻き出された蜜は、白く泡立っていて潮が混じっていた。

絶頂を繰り返している状況で何とか言葉を絞り出し、立ち上がった沖田の足元に縋りつく。

「ハ…ん、んぁ…あ、」

真選組隊士の証である黒いズボンに手をかけ、地面にへばりながらも両手で金具をいじり、何とか足元までズボンを下ろした。

バサッ…と重みのある布が落ち、沖田の下着が現れる。
ピンク色の布地に白い水玉模様。
彼の下着はいつも可愛くてポップな趣味をしている。

ドSなのに心はまだあどけない…そんな彼の本質を表しているようにも思えた。

「あァ…もう、こんなに勃ってる…ッ、は、舐めても、よろしいですか、ハァ…」

れんは息も絶え絶えに肩を上下させ、律儀に許可を求める。
顔を赤らめて下着の中の一物をうっとり見つめ、彼の浮き出た骨盤にしがみつく。

「雌豚は俺のをしゃぶらないと生きていけないんだっけなァ…せいぜい淫乱らしく飲めよ…。」

そう、この瞬間だ…。
この瞬間がれんはどうしようもなく好きだった。

エッチなお願いを口にして、沖田に見下されて罵倒される…

人権なんて知らない。
倫理なんて要らない。

彼の冷たい言葉は、れんの胸の内で燃える炎の油だ。
注がれれば注がれる程、炎は燃え盛る。

「あん、ありがとう、ございます…」

れんの眼前に聳え立つ一物は、今にも可愛い下着を突き破りそうだ。
先端らしき部分が当たっている箇所は、先走りが滲んで濃いピンクの濡色となっている。

「んっ―――――!!あ、ハ…ア、」

下着にテントを張る彼を見ていると、体の奥が火照ってしまう。
そしてキュゥウッ、とバイブを締め上げたせいで感度が増し、彼自身と対面する前に一人で絶頂を味わってしまった。
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