第13章 濡色*爆豪勝己
俺は陽月の言葉に何も返さず、唇で弧を描いた。
きっと酷薄な笑顔になっていたのだろう、陽月は顔を青白くして捨て猫のように震えるばかり。
対して俺は、身体を駆け抜ける醜い爽快感に酔い、一旦ナカから撤退して陽月を反転させる。
くびれた腰を掴んで上に持ち上げ、スカートを外してもう一度挿し直した。
「あ゛…!はンっ、」
陽月の手はまだ縛られているため、肘を敷布団について、土下座して祈っているような体制になる。
それでも腰の位置は頭より遥かに高い。
「んん゛ッ、あ、ふっ、」
角度が変わったせいで肉壁の当たる場所も変わり、蜜壷は今までにない動きをして陰茎を食べるように蠢く。
「そういや、まだ奥を突いてなかったな…」
意地悪な思考が働いて、俺はギリギリまで自身を引き抜き、腰を叩きつけるように一気に奥を貫いた。
「んあっ、ぁーーー!!」
「…!」
間延びた嬌声を上げ、陽月の股間からプシャアー、と熱い飛沫が放出される。
長い間流れ出るそれは何かと思って身体を引き、下を見ると黄色い液体が水溜りになっていた。
「…あ…あ……」
眠らされてからずっとトイレに行ってなかったためか、強めのアンモニア臭が鼻腔をツンと突いた。
陽月は戦慄して言葉を発せず、腿を伝う生温い液体に肩を震わせて涙していた。
羞恥心、悔しさ…ごちゃ混ぜになった負の感情に潰されかけているようだった。
これが恋人同士の行為中だったら、失禁した相手を思いやる言葉をかけるんだろうな…。
「…そんなに奥が良かったのか…?だったらもっと、激しくしてやるよ」
「…ひぅっ…あ、うぅ、はぁッ…」
辛いすすり泣きの声が聞こえる中、亀頭にぶつかる奥の入口を嬲りながら、陽月の胸を鷲掴んで口笛でも吹いてやりたい気分だった。