第11章 最狂＊タクミ・アルディーニ、葉山アキラ

「…もしかして、壊れたのか？」

意識があるのか無いのか…突かれるだけの肉人形と化してしまったれんを嬉しく思い、タクミはディルドを抜いて適当に放った。

「いいよ…凄くいい…君を選んで良かった……！」

狂気の笑い声が部屋に木霊し、タクミが邪悪なオーラを解き放つ。
葉山の上に力無く乗っかっているれんの脚をM字に開かせ、誇らしげに天を向いた象徴を今度こそ膣に挿した。

「っ…―――――――！！」

「く、は…ああ…最高だ…！」

タクミは掠れたれんの声に一切聞く耳を持たず、我先にと腰を打ち付ける。
薄い壁を隔てて裏筋が擦れ合うのも気持ちいいし、精を搾り取ろうと艶やかに締まる媚肉の動きもいい。

「…あン、あ、ああ、あ…あッ、ああ！」

何もかもが素晴らしい…
出会った時から感じていた『ビビッ』と来る電流はこれだったのか…！

容赦なく奥の壁を殴り、こじ開けんとばかりに強く押す。
人間の形をした獣のように、ひたすらに腰を振った。

そのあまりの激しさに、葉山はれんのお腹に回した腕に目一杯力を込め、一生懸命揺れに耐えた。
自分も律動を始めようなどと考える暇も無く、幹を柔らかい直腸にしゃぶらせたままじっとしていたのだった。

「ああ、あ、アア…イっ、あ、っ」

れんはもう数え切れない数の果てを味わっているのに、勢いの衰えないタクミにに恐怖を覚える。
終わりの見えない快感にまた涙が零れた。

「…れん、そろそろ時間だ。」

蠢く内壁を心地よく思いながら、タクミがれんの腕を引っ張る。
グイッと引き寄せられたれんを抱き締めて、自身を合体させたままれんを持ち上げ、葉山の陰茎を後孔から吐き出させた。

「ほら、れん、サヨナラをしないと…。」

「あ…はや、ま、くん…」