第11章 最狂＊タクミ・アルディーニ、葉山アキラ

「あ゛…あああーーー！」

跳ねるれんの腰を抱き寄せ、開いた花弁に切っ先を突き立てる。

「…、力抜け…さっき教えたこと思い出せ」

男を受け付けまいと締まる蜜壺の入口をこじ開けて、葉山がグロテスクなカリ首を力いっぱい捩じ込んだ。

「ん゛…んぁ、あっ、…」

ブツっと深い場所から鈍い音が響き、異物を拒むように立ち塞がった砦をいとも簡単に破られる。

「…ハァ、陽月…」

葉山はうめき声を上げたれんを抱き締めて、太いモノを一心不乱に最奥へ進ませる。
隙間なく広がった柔壁が違う生き物のようにうねり、ナカを貫く剛直を優しく、時折強く扱いた。

ミチ…グチョ…ギチッ…

卑猥な効果音が鼓膜を揺さぶり、脊髄を這い上がって来た快感が脳天を突き抜ける。

「あ、あ、ン…アぁっ…！？」

とうとう最奥に届いた鈴口と子宮口が衝突し、待ち望んだ雄に熱い抱擁をして歓迎の蜜を溢れさせた。

「…くっ、やべ、」

れんは身も心もどろどろに溶かされ、発情した猫のように甲高い声を出す。
葉山の首筋に顔を埋めたせいで、脳を酔わせる獣の芳香が鼻腔を容赦なく刺した。

「ふぅ、ん、ああ…あ、！」

痙攣する媚肉の動きに誘われて、凶暴さが最高潮まで達した肉棒が頭を持ち上げる。
その時にお腹側の壁を押し上げられたので、今までとは全く違ったキモチ良さがれんの身体を駆け抜けた。

「、は…………！」

精を受け止めるために降りてきた子宮が激しく疼き、真っ白な頭のままれんが葉山の首に抱き付く。

「葉山…くん……？」

そのまま奥で欲を吐き出してくれる…
と思っていたのに、葉山を捕まえていた両腕を上から伸びてきた冷たい手に解かされ、お互いに最後を迎えないまま宴は終わってしまった。

服の上からでもわかる、程よくしなやかな筋肉が隆起した背中を震わせ、息を止めた葉山の身体が離れていく。