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【短編集】ILY【R18】

第11章 最狂*タクミ・アルディーニ、葉山アキラ


「…?お前、イッたのか?」

葉山は、大きく開脚させられ、みっともない姿で口をパクパクさせるれんの秘部に指を埋め込む。
快感に打ち震えるれんを労る気は微塵も無いらしい。

「…ん…はぁ…」

媚肉は呑み込んだ葉山の人差し指を締め付け、その形を記憶するように蠢く。
流石処女と言うべきか、ナカのキツさは一級品だった。
試しに指の本数を増やすと、今度は苦しそうな声がれんから飛び出す。

「あ、フっ…ん…ああ…」

「…息吸え、ゆっくりだ。」

「…んク、はッ…ふ…」

葉山に言われた通り、溺れた人間のように酸素を求め、一生懸命胸を膨らませる。
沸騰しきった脳は使い物にならず、震える背中を浮かせて我武者羅に部屋の空気を貪った。

「よし。その調子で呼吸を続けろ。」

凄まじい快感に何度も上り詰めそうになりながら、れんは深呼吸を繰り返す。

「あぁあ…あ、んっ…ああァ」

葉山もそのリズムに合わせて指を抜き挿しし、堅い動きだった内壁を柔らかくほぐした。

「そろそろか…」

蜜壷が洪水状態になった頃を見計らって指を抜き、見せつけるようにれんの眼の前で二本の指に舌を這わす。

「…なかなか良い味してるぜ?」

「ぁ…………」

葉山の舌が指先から根元まで伝う光景を食い入るように見つめ、れんが物欲しそうに葉山の手に顔を近づけた。
野獣のような目つきの彼に触発されたのか、葉山の手の甲に流れる蜜を、自らの舌を伸ばして舐め取った。

(これが…私の…)

れんは初めてとは思えない程雌の香りを漂わせ、唇をキュッと引き締めた。

「挿れるぞ。」

もう一度体勢を整えた葉山の声が頭上から降り注いだのを合図に、れんは従順に腕を逞しい背中に回した。
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