第8章 わたしたち*緑谷出久、飯田天哉
「っ…陽月さん…!」
髪に宿る芳醇な香りを振り撒き、艶やかに締まるれんの柔壁を暫く堪能する。
緑谷が上から体重をかけると、四つん這いだったれんはベタッとうつ伏せに倒れた。
緑谷は子どものように胸を鷲掴み、猛りを打ち付け限界を迎える準備をする。
(そのまま、奥…欲しいっ!)
「はンん…ああっあ、アッーー!」
激しい律動に耐えられず、また達した膣が精液を搾り取る勢いでうねる。
「は…っ!」
バチンッと一際大きくぶつかった肌が赤く染まる。
ビクンビクンと緑谷の性器が跳ね、貪欲に男を求める奥深くで白く弾けた。
(気持ちいいっ…!)
「…あ、あ…っ」
最後の一滴まで注ぎ込み、腰を揺らして余韻に浸る。
ナカが満たされる感覚に切ない声が漏れ、情交の証が奏でる音に聴き入った。
れんは無意識に腰を動かして、少し柔らかくなった緑谷を内壁で擦る。
「陽月さん、凄く気持ち良かった。」
「あ…私も、ンっ」
腰が密着したまま胸の先を弄ばれる。
まるで、まだ終わらないよ、と言わんばかりの動きに…キュンとお腹の奥が疼いた。