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【短編集】ILY【R18】

第8章 わたしたち*緑谷出久、飯田天哉


「あ…ソコ、いいっ…!」

「んっ、スゴい…締まる…っ」

子宮口をグリグリと押し上げられ、呆気なく達する。
数えられない小さな絶頂を何度も何度も繰り返し、膣は蠢いて男根をしゃぶり味わう。
脚はガクガクと震え、緑谷の手に支えられなければすぐに崩れ落ちそうだ。

「あぁん、もっと、突い…奥っ…ンァあ!」

「そんなに乱れて…飯田君が見たら、悲しむよ…!」

グチュ、ばちゅ…バチンっ

濃厚な液が飛び散り、肌がぶつかり合う。
盛った獣のような交わりに酔いしれ、過去も何もかも忘れ去る…今だけは。

「やっ…天哉の、名前だしちゃ…やだァ、」

バックで突かれるれんの耳に口を寄せ、胸の塊が囁くように低音を響かせる。
普段とは違う、黒いオーラを纏った緑谷の声が脳内を侵す。

「それって、僕に抱かれてる間は、他の男のこと、考えたくないってこと?」

「あああッ!!?」

ゴリッと奥の入口をこじ開けて、円を描くように腰をねじ込まれる。
急上昇する体温に、開いた汗腺からブワッと汗が噴き出た。

頭は白く飛び、開きっぱなしの口から涎がシーツに落ちる。

「嬉しいよ…じゃあ、もっと…僕のことしか、考えられなくなって…?」

背が弓なりにしなり、全身が快感に震える。
彼の悪戯な声に堕ちていく。

「ひンっ!あっ、あああん」

先端を奥に押し込まれた状態で勃起した秘豆を刺激されれば、れんは狂ったように嬌声を上げて潮を吹いた。

プチューーー…

「はあっ、んん…あああ」
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