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【短編集】ILY【R18】

第6章 手を伸ばして2*グリムジョー


眉をひそめたグリムジョーの背にしがみつき、衝撃に耐える。
意を決した表情のグリムジョーが、私の腰をガッシリと抱えた。

ミシッ…と音が聴こえそうなナカを抉るように腰が進められる。

「う…」

膜が破れるような痛みに涙が滲む。
あれだけキツかったのに、一番太い部分が一定の箇所を越えると一気にナカに呑み込まれた。

「あ…ーーーーー!!」

奥をグイグイ押し上げられる感覚に脚が震える。
目を細めたグリムジョーの吐息が耳にかかる。

静寂の後ゆっくりリズムを刻み出し、私達は長い時間繋がって熱を分け合った。

(…やっちゃったんだ…きゃーーーー!)

眠りから目が覚めて、隣で眠るグリムジョーの顔を見る。
起床した傍から不謹慎なことを思う自分にドン引きするが、満足感に嘘はつけなかった。

まだ起きそうにない彼の穏やかな表情に安堵した日から数日…
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