第6章 手を伸ばして2*グリムジョー
眉をひそめたグリムジョーの背にしがみつき、衝撃に耐える。
意を決した表情のグリムジョーが、私の腰をガッシリと抱えた。
ミシッ…と音が聴こえそうなナカを抉るように腰が進められる。
「う…」
膜が破れるような痛みに涙が滲む。
あれだけキツかったのに、一番太い部分が一定の箇所を越えると一気にナカに呑み込まれた。
「あ…ーーーーー!!」
奥をグイグイ押し上げられる感覚に脚が震える。
目を細めたグリムジョーの吐息が耳にかかる。
静寂の後ゆっくりリズムを刻み出し、私達は長い時間繋がって熱を分け合った。
(…やっちゃったんだ…きゃーーーー!)
眠りから目が覚めて、隣で眠るグリムジョーの顔を見る。
起床した傍から不謹慎なことを思う自分にドン引きするが、満足感に嘘はつけなかった。
まだ起きそうにない彼の穏やかな表情に安堵した日から数日…