第6章 手を伸ばして2*グリムジョー
素肌と素肌が重なり、奥に入れられた長い指が道をこじ開ける。
苦しいような気持ちいいような、不思議な感覚に体が震える。
役割を終えた指が引き抜かれてすぐ、熱くて硬いものが宛てがわれた。
「あっ!ん、ああ゛っっ!!」
脚を抱えられ、下半身の動きを封じられたせいで逃げられない。
想像以上に大きく質量のあるモノが、狭い入口をこじ開ける。
頭が白く飛んで、ジワジワと滲みる痛みに目を強く閉じた。
(い、痛い…!!?)
腰を進めようとしてもナカの圧に押し戻され、なかなか入らない。
薄目を開けて結合部を見ると、まだグリムジョーの4分の1も入ってなかった。
なのに、この苦しさ。
入口は限界まで広がり、蜜が一滴も零れないほど隙間がない。
「う…もっ、全部、入れて…!」
「…!」