第3章 部屋割り
パシャッ。
「「え?」」
突然のフラッシュに、目が点になるヤスとマル。
「好きな時に撮ってええって言うたやん」
「そうやったなぁ、渋やん。
なんか流石やわ、抜かりあらへんなぁ」
「当たり前やで。
大倉の写真撮ってプレゼントしたら、喜ぶやろなぁ。
亮は」
その場面を想像してか、ニヤニヤと笑う渋やん。
「エロイ写真とかなら尚更喜ぶんとちゃいます?」
マル、それに便乗せぇへんでもええのに…。
「おん、ずっとニヤニヤしてそうやわ。
亮はああ見えても、ソノ気あるからなぁ」
「誘って来て、撮りますの?」
アカン…完全に乗り気やわ、この2人。
「亮が焼きもち妬かん程度にな」
でもまぁ、面白そうやし2人の距離も縮まるかもしれへんから、僕も参加するわ。
「「おん」」