第3章 部屋割り
ーin部屋前ー
「とりあえず、面倒いけど部屋決めるでー」
「せやな、ヒナ。
あと面倒いは余計や。
心の内に秘めといた方がええで」
「誰と一緒になりたいん?
一応意見聞いといてやるわ」
横山くんの言葉を無視して話を進める村上くん。
「じゃんけんで、ええんちゃいますの?
平等やん?」
「なりたい奴となったらええやん。
かぶったらじゃんけんで」
気づけやマル!
亮と大倉一緒にさせんねん!
「…俺、ヒナとがええ」
ボソリと横山くんが呟く。
「おん、ええよ。ヨコ」
それに応じてニカッと八重歯を見せる村上くん。
つまり笑うたってことやで。
「そこ決定なん?」
「「おん」」
息ぴったりな2人。