【DIABOLIK LOVERS/短編集/R18】
第7章 俺の花嫁【無神ルキ】
『ん…ルキ…』
「やっと、俺だけのオンナになったな」
『私はずっとルキだけだったよ?』
「それは感じていたが…兄弟がお前に群がっていたからな…」
私の周りには常に無神兄弟が居たのだ。
『ルキ、嫉妬してた?』
「嫉妬か…確かに、していたかもしれないな」
おかしそうに笑みを浮かべるルキ。
『嬉しいなぁ…ふふ』
嬉しさに自然と笑みを浮かべる。
「…何故だか、お前を見ていると無性に触れたくなる」
言葉と共に熱い視線が送られる。
『えっ…?ル、ルキ…?』
「…いいだろ?」
そう言って、私を抱き寄せながら優しくキスをされる。
『ん…ルキ…』
そのまま身をあずければ、身体が中へ浮き上がり抱っこされたことがわかる。
お姫様抱っこされた状態でベッドにゆっくり降ろされれば押し倒された。
「ん…名無し」
チュッ…チュッ…
唇、首筋へとキスを落とされてはぴくりと反応してしまう。
『ルキ…くすぐったい…』
「なら痛いのがいいか?」
『い、痛いのはやだ…』
「ククッ…冗談だ…。痛いことなんてするわけがないだろう」
優しげに微笑む大好きな彼に見とれてしまう。