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【DIABOLIK LOVERS/短編集/R18】

第3章 お仕置き【逆巻レイジ】





『ん……ん?』


あれから何時間が経ったのだろうか。
レイジさんに紅茶を入れてもらって、一口飲んでからの記憶がない。


『ここ何処…って、あれ?』


目を覚ませば見慣れない部屋が目に映る。
大きめのベッドに寝かされている状態だ。

起き上がろうとすれば手首に違和感を感じた。


『手錠…?なんで手錠?』


手首を見ればベッドと繋がれた手錠がしてある。

一人で混乱していれば部屋の扉が開いた。




「おや、目が覚めましたか?」


『レイジさん…!』


部屋に入ってきたのはレイジ。
不自由な手に不安を感じていればレイジが口を開いた。


「どうしました?そのような顔をして」


『あの…手錠が……』


「それは私がかけました」


涼しい顔をしながら手錠は自分がかけたのだと伝えてきた。


『なんで…?』


なんでと尋ねれば近寄ってきてベッドに腰をかけ頬を撫でてくるレイジ。


「貴女は私の所有物だというのに…あんな穀潰しと楽しそうに話している所が気に食わない」


『ただ…話してただけで…っふぁ…//!』


反論しようとしたものの、途中で耳を舐められつい声を漏らしてしまう。


「この私に反論する気ですか?くくっ…イケナイ人ですね…そんな貴女にはお仕置きが必要らしい」


『や、やだ…っ』


「痛いことはしません…でも、沢山鳴いてもらいますよ?」



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