第13章 正しい方を考えるのも、章名考えるのも難しい
晴「ぎっ・・・銀さァァァん!!」
晴太君が半泣きで銀時の名前を呼んだ。
銀「・・・・・・何してんだ、アホんだら。俺はいいからさっさと行け」
銀時は追い払うような手つきを見せる。だが、晴太君は迷っているようだ。
晴「・・・でも、行っても・・・いいの?血もつながってないのに・・・オイラみたいな汚いガキが、あんなきれいな人・・・母ちゃんって・・・呼んでもいいの?」
銀「さんざんぬかしといて何言ってんだ、てめーは。呼んでやれ、腹の底から、母ちゃんってよ」
銀時には、わかるんだろうな・・・・晴太君の気持ちが・・・
晴「か・・・母ちゃ・・・」
日「・・・・・・いいのかい。血もつながってないのに、こんな・・・薄汚れた女を母ちゃんなんて呼んでも・・・」
晴「・・・・・・母ちゃ・・・ん」
日「・・・・・・いいのかい。今まで・・・アンタに何にもしてやれなかった私を・・・母ちゃんなんて呼んでも」
晴「・・・母ちゃん!!」
日「いいのかい。私なんかが、アンタの母ちゃんになっても・・・」
晴太君はそこで走り出し、そして抱きついた。
晴「母ちゃんんんんんん!!!」
日「晴太ァァァァァァァ!!!」
そして、二人の鳴き声が響いた。