第12章 喧嘩は迷惑かけないように (吉原炎上編)
『ありゃ~やりすぎじゃない?』
今、二人は屋根の上で闘っている。云業が止めに入ろうとしたが、屋根と合体してしまった。
晴「あ・・・・あんた何者だよ」
隣に居る晴太君が怯えきった目で私を見つめた。
『ん~?銀時の幼馴染?戦友?ってところかな?』
晴「戦友?」
『まぁね~。ほら、縄切ってあげるから早く逃げな』
私は晴太君の縄を切り落とした。
晴「お・・・おいら・・・母ちゃんを・・・」
『日輪って人の所に行きたいの?・・・・なら自分で探しなよ。人の手使って捜し出すより、息子に見つけられた方がうれしいと思うよ?』
背中を押すと、ありがとう、と晴太君は小さな声で呟いた。
『銀時ぃ~早く来ないとあの子死んじゃうよ~』
って言っても、もう来てるみたいだけどね?