第7章 自分以外の人が気づいてたりもする
『!?///////』
なんでこんな状況なのかとか、どうしてこうなったのかというよりも・・・
近い!!近い近い近い!!心臓が死ぬゥゥゥゥ!!
『ト・・・・トトトトト、トシ!!近い!』
放そうとトシの胸板を押し返すが、びくともしない。心臓の音が聞こえてしまうんではないかと不安になるくらい、胸がはげしく鳴っている。
土「解れよな・・・鈍いとか言うレベルじゃねーぞ・・・お前」
耳元でそう囁かれれば、やっぱり私も女。反応を示してしまう。
『やっ/////』
土「万事屋の言うとおりだな・・・砂糖菓子みてぇな匂い」
肩に顔をうずめられれば、トシの黒髪がサラサラと首元に触れる。
くすぐったくなり、目を思いっきり閉じれば、瞼にそっと柔らかいものが触れる。それは紛れもないトシの唇で・・・
『へ?』
目を開け、トシを見上げれば、今度はついばむようなキスが私の唇び落とされる。訳もわからず、目を閉じることも忘れていると、
土「目ぐらい閉じやがれ・・・」
そう言って、もう一度キスが落ちてきた。