第7章 自分以外の人が気づいてたりもする
沖「・・・瑠維・・・大丈夫ですかィ?」
『・・・大丈夫ですけど、状況がいまいち把握出来ません』
総悟に声をかけられて、二人が居たことを思い出す。
『・・・何が起こったの?』
沖「・・・いや、俺達にも何が何だか・・・」
『・・・ほんと、何が起こったの?』
目を白黒させていると、トシが無言で屯所の中に入って行った。
沖「・・・土方さん、怒ってますねィ」
『・・・なんで?』
沖「そりゃあ、好きな女が目の前でキスしてるの見たら、誰だって嫉妬するだろ?」
『・・・はあ!?好きな女!?誰?』
沖「いや、普通気づくでしょ。今、旦那となにしやしたか?」
『何って・・・喋って・・・キス?』
沖「してるじゃねえですかィ、土方さんの前で」
『え?それってつまり?』
沖「土方さんは瑠維の事が好きなんですぜィ」