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苦しみの中の幸せ Part2  (銀魂 土方落ち)

第7章 自分以外の人が気づいてたりもする



ちょうど屯所についた時に、総悟とトシが巡回から帰って来たところだった。あまり意識せずに喋る事は出来はする。

沖「あれ~?旦那ァ。瑠維とデートですかィ?」
銀「そうそう、あんみつデート」
『私のおごりでね!?』
銀「まあな~・・・ごちそうさまでした!!」

無邪気な子供っぽい笑顔で笑われると、許してしまう。もともと、銀時のことは何故か憎めないのだ。・・・むかつきはするけど・・・

『いいよ、お礼だし』
銀「じゃあ、送ったお礼もくれるか?」
『はあ?それは、銀時が勝手に・・・ん!?』

何か温かくて柔らかいもので口をふさがれた。それを、銀時の唇だと理解した時にはすでに遅し、キスは深いものに変わろうとしていた。

『んぅ・・・ちょっと!!離して!!』

銀時の胸板を思いっきり押し、唇を離させると。銀時は自分の唇をぺろっと舐めた。

銀「瑠維の唇って甘いな。匂いもだけど・・・甘党だからかぁ?」

いつものふざけたノリでへらへらと喋る。

『・・・バカにしてんの?・・・私、銀時のおもちゃじゃないんだけど・・・』

そう低い声で呟くいた。

銀「バカになんかしてねーけど?」
『じゃあ、何で・・・』
銀「あのなぁ、遊びでキスしたりする男に見えるか?」
『見える』
銀「即答かよ・・・俺、本気で瑠維のこと好きなんだけど?」

いつもとは違い、真剣な表情だ。

『・・・いきなり言われても・・・ねぇ・・・』

告白されるのには慣れているが・・・(真選組内でも、8人ほど告白された)銀時となれば話は別だ。

銀「返事はいつでもいいから。おやすみ」

そう言って走り去って行ってしまった。

『・・・マジで?』
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