第7章 自分以外の人が気づいてたりもする
銀「なぁんか瑠維、お前女らしくならなかったか?」
『ブフッ・・・ゲッホ、ゴホッ・・・』
約束していたあんみつをおごっていると、突然銀時にそう言われ、白玉を詰まらせてしまった。
銀「おら、お茶」
私はお茶を受け取ると、のどに流し込んだ。
が、またもや
銀「気になるやつでも出来たか・・・」
『ブフォ!!』
お茶を思いっきり吐き出してしまった。しかも、銀時の顔面に・・・
銀「オイ・・・なにすんだ、てめえは」
『銀時が変な事言うからでしょ!?』
銀時の顔をお店の人から借りたタオルで拭く。
銀「図星だったな。どうせ、多串君だろ?」
『はいいいいい!?』
銀「図星だな」
そう言われた瞬間、自分の顔がカアッと熱を帯びたのがわかった。
『違う!!・・・わけじゃないけど・・・』
銀「いや、そうだろ」
『わ・・・私でもわかんないの!!』
銀「ふ~ん・・・案外、可愛いなお前」
『・・・はあ?』
銀「何か純情って感じでよォ」
『・・・はあ・・・』
色々とそんな話をしているうちに、もう暗くなってしまった。
送っていくと言い張る銀時に負け、銀時の原付で屯所まで送ってもらうことになった。