第6章 自分の信念は貫き通せ (真選組動乱編)
銀「それにしても・・・瑠維」
『なに?』
私たち二人は、伊藤が斬られた後も、二人して車両にもたれかかっていた。
新八君と神楽ちゃんは銀時に追い払われた。
銀「随分と感情移入するようになったじゃねーか。俺ァ感動したぜ」
いじわるそうな笑みを見せてくる。
私はしばらく無言でいたが、口を開いた。
『・・・昔の私もあんな感じだったのかなって思っただけ・・・』
銀「・・・なるほどな・・・」
『・・・それに・・・』
銀「それに?」
『何でだろ?なんか死んでも一人って思ってほしくなかったんだ』
銀「・・・ふ~ん・・・」
私たちはそれから言葉を交わさずに、それぞれの家へ帰って行った。