第33章 お菓子くれやァァァァ!!って言ったら大体くれる
とりあえず、私は様子見の為に車の中からみんなの様子を窺う。トシや総悟は、女子からモテまくっているが、他はてんでダメ。
それに、子供や男の人たちには渡せていない。
『ハァァァァァァァ・・・・・行くとしますか・・・・』
私はものすごくデカイため息を吐くと、髪を整え直し、お菓子を持って車から降りた。
そして後ろの方で見ている男の子たちに話しかけた。
『こんにちわ!真選組の者なんだけど・・・・お菓子は貰った?』
「え・・・・・・・」
「あ・・・えっと・・・・」
モジモジとしている男の子にお菓子を差し出した。
『どうぞ!!』
最初は恥ずかしがっていたが、手を伸ばし、お菓子を取って行く。
『こんな風に、お菓子を貰っても、絶対に知らない人には着いていかない事!!約束してくれるなら、そのお菓子、食べてもいいよ?』
「約束する!!」
「お姉ちゃん!どうもありがとう!」
『は~い、どういたしまして~!』
走って行く男の子たちを見送っていると、スカートを引っ張られた。見てみると、五歳くらいの女の子が居た。
『どうしたの?』
私は目線を合わせ、話しかけた。
「お菓子・・・・ください」
『は~い!偉いね~、自分で言いに来るなんて・・・・特別に二つあげちゃおう!』
目を輝かせる女の子に手渡すと、その子はニコッと笑って嬉しそうに駆けて行った。
それが火付け役になったのか、私の方にたくさんの子供が傾れ込んでくる。それ以外にも高校生や中学生くらいの男の子もくるようになった。