第33章 お菓子くれやァァァァ!!って言ったら大体くれる
『ちょ・・・・ちょっと触らせて!!』
私は総悟の獣耳を有無を言わさず触った。意外とふわふわとしていて手触り最高だ。
『やっば・・・・モフモフじゃん!!可愛い!』
沖「ちょっ・・・・止めてくだせぇ!!」
総悟の頭をこれでもかと言うくらい撫でる。総悟は抵抗していたが、すぐに大人しくなった。
土「一番隊はA地区担当、二番隊は・・・・・」
ほわ~!!か~わ~い~い~!!
大人しくなった総悟の頭を弄りながらトシの話を聞く。(スカートは足を崩して座ればどうにかなった)
いや・・・・聞いているというよりも聞き流しているような気もする。けど、総悟にこんな仮装をさせた近藤さんが悪いのだ!
沖「・・・・・土方さん・・・・ガン見してやすぜィ?」
『いや~・・・・かわいいわ~・・・・』
沖「無視かよ」
こんな会話・・・・・会話なのか?コレ・・・・・をしていると、会議は終了した。
沖「さてと・・・・・行きやすぜ。瑠維」
『はいは~い!!』
総悟の後を追っていく。その途中、近藤さんたちが寄ってきた。
近「俺とトシは一番隊と一緒に行動させてもらうからな」
『近藤さん、その仮装似合ってませんね』
ゴリラの仮装の方がいいんじゃないんですか?
あ!もう仮装してたんだ!!ゴリラの仮装の上から更に仮装って・・・・・・用意周到だなぁ・・・・
近「瑠維ちゃん・・・・心の声が駄々漏れですけど・・・・」
『獣耳ィ~♪』
近「無視ィィィィィィィ!?」
聞こえてないもんね!!てか、聞く気もないもんね!!
そのまま私達は担当地区へと車で向かった。