第30章 いざ開戦!!
中にはむさ苦しい男どもが・・・・・一人女が居るが・・・・屯っていた。面だけは偉そうな者ばかりだ。
後ろの方には松平様が・・・・・・・
穴があったら入りたいィィィィィィィ!!
心の中で叫びながら、私は中央の壇の上に立つ。
てか・・・・・何言うか考えてなかったァァァァ!!
『忙しい中わざわざご足労感謝する。改めて紹介する。私は春雨が提督、藤間瑠維だ。で、こっちの男が、第七師団団長、神威だ』
神威は軽く頭を下げた。・・・・そんなこと出来たんだ・・・・。
『今日集まってもらったのは言うまでもない。これから起こす戦争の事についてだ。この警察組織は我々春雨が指揮することになった』
一気にどよめきが起こる。言ってなかったのか・・・・・と内心舌打ちをした。
そんな中、一人質問・・・・というより意見した者がいた。
佐「私達がそう簡単にあなた達に屈すると思われているのなら、考えが甘いですね」
めんどくさい奴キター!!
佐「私達はあなた達に指図される覚えはありません」
そう佐々木が言い終えた瞬間、信女が私の背後に立ち、刀を押し当ててくる。
私は佐々木に向かって微笑んだ。
『そんなことわかってる。言ったでしょ?指揮することにはなった。でも・・・・誰も私が、とは言ってないはず。指揮、統制は今まで通り松平殿に任せようと思っている』
佐「!?」
『鼻から警察なんて当てにしてないもの。私は攘夷浪士の方に期待をかけてるから。私の同期や先輩方・・・・それに後輩たち・・・・・力を見るのに十分なきっかけだと思ってね?』
私は首元にある刀に眼をやった。神威は黙って見ている。